気になる歴史的なこと その5
シャネルとは違い、ポール・ポワレはじめパリのオートクチュール協会に属する他のデザイナーたちは自分たちの作品のコピーを断固許そうとしませんでした。
かれらは、オリジナリティーこそ洋服の命であり、モードは芸術だと考えていたのです。
対照的にシャネルは、「服は不滅の傑作などではない」と断言してはばからなかったそうです。
不滅どころか、シーズンごとに変化してこそ流行なのであり、時の流れと共にはやりすたりを繰り返すのがモードである。と。
いっせいに模倣されるからこそ流行になるのです。
「モードは街に降りて行きながら自然死をとげる」。
シャネルはそう言ってコピーを推奨しさえしていました。
