気になる歴史的なこと その9
消費の王国はまたメディアの王国でもあります。
シャネルの時代からはるか遠く、ブランドが紹介されるのはもはや『ヴォーグ』のようなハイ・ファッション雑誌ではありません。
コンビニにある身近な雑誌にブランド情報があふれています。
70年代に創刊された『アンアン』や『JJ』はこうしたカタログ情報誌の古典ともいうべきものですが、それらのメディアは、商品によってワンランク上の自分を演出するすべを教え続けてきました。
あふれかえるそれらのマニュアルにのって差異化ゲームに熱狂した日本は、世界史上類のない「マス・ブランド」帝国だったといえるでしょう。